障がい者支援員のあるべき姿

担当する障がい者の人数が増え、十分なサポートができていないと言う声をよく耳にします。

1人の支援員が、40〜60人の障がい者の方を受け持っているケースもあるようです。

障がい者の必要な支援内容は、障がい者の特性等によって異なり、訪問頻度も異なります。

ある会社では、こんなケースがありました。

支援機関側から定期訪問の連絡があり、支援に来てもらっているが、出勤できているかどうかの確認のみで、足早に帰っていく支援員がいるそうです。

質問も、こんな感じです。

出勤できていますかできてませんか?

休みが多く続いたことはありますか?

何か問題はありますか?

なければ、また数ヶ月後に来ます。

これでは、会話も弾まないですし、取り調べを受けているような感じさえします。

他にもこのようなケースがありました。

定期訪問で訪れた支援員に、アドバイスをもらおうと会社の担当者が質問したところ、そのようなケースは聞いたことないですね、

他に質問はありませんか?

いや、これを聞きたいのですが?

いやーあまり聞いたことないですねー。

所属している支援員の方もが同じようなケースもあるかもしれませんので持ち帰って聞いてもらえませんか?

いろいろ話はしますがそんなケースは今まで聞いたことないですね。

それでは失礼します。

忙しいのか、持ち帰ろうともせず、そのまま帰ってしまったそうです。

何のために訪問してきているのかわからないと、言っていました。

また、この支援員は、約束したこともやっておらず、何事もなかったように訪問してくるそうで、企業担当者は憤りを感じ、支援員を交代してもらったそうです。

忙しいかもしれませんが、支援員の質が問われるケースです。

話を聞いてあげることは大事ですが、それだけで終わっている支援員も多くいるように感じます。

これは、定着支援が主体になっているからだと思います。

これからは、障がい者が、生き生きワクワク張り合いを持って仕事ができるようになってもらうためには、定着支援だけではなく、キャリア支援に近い考え方をしていく必要があると私は考えています。

企業側も、キャリア開発や可能性を引き出してくれることができたらどんなにメリットを感じることでしょうか。

障がい者の支援員はどんな存在なのか?

何を求められているのか?

これが問われていることかと思います。

人と関わる重要な仕事だからこそ、自分自身が倫理観や志をしっかり持って、常に障がい者のことを100%信じで接することが大変重要なことではないでしょうか。

障がい者支援員の心構えとして大切なこと

1.100%障害を持ってる方を信じる!

2.120%の力で応援する!

3.障害を持っている方の可能性を最大限に引き出す!

 

そのためには、常に支援員は万全の状態で障がい者の方と接することが大切になります。

そのためには、私が行っていることをいくつかご紹介します。

①.毎朝、論語の本を読んでいます。

論語は人としての心構えやあり方などが書かれています。

昨日の嫌なことなどを引きずって、ネガティブな感情のまま、障がい者の方と接したらどうなるでしょうか?

私は常に、クリーンな状態で障がい者の方と接しられるよう、毎朝論語を読んで、気持ちをリセットしています。

これはかなり効果が高いです。

朝のうちに、論語を読むことで、より気持ちがリセットでき、清らかな気持ちになります。

②.体調管理には充分に気をつかっています。

体調が悪い時や寝不足の場合など、どうしてもネガティブな感情になってしまいます。

そんな状態で障がい者の方に接したらどうなるでしょうか?

常に万全の状態で障がい者の方と接するため、

十分に睡眠をとる

三食しっかり食事をとる

シャワーではなく湯船にゆっくりつかる

野菜ジュースやフルーツを食べる

サプリメントで不足な栄養を補う

などをしています。

③.感謝日誌をつける。

日誌といっても私の場合はExcelシートを使ってワンフレーズに収まるようにしています。

労力がかかると毎日続けるのが大変になりますので、簡単にしています。

重要なのは、毎日、良かったことや感謝したいことをExcelシートに入力しています。

毎日続けていると否応なく良いところに目が向くようになります。

これは、障がい者の方のマイナス面ではなく、常に良いところに目が向けられるようになることができます。

④.オンオフの切り替えをしっかり行うこと。

休みの時でも仕事を引きずると、いい仕事ができないと私は思います。

私は休みの時は、趣味に徹するようにしています。

例えば、スポーツジムに通っています。

ウェイトトレーニングや水泳などを行って、その後はサウナでリフレッシュしています。

体力づくりにもなりますし、なんといってもリラックスできますので、十分にオフを満喫できます。

それと、余計なことを考えなくて済みますので、脳を休めることにもなっていると思っています。

このようにオンオフの切り替えを行うことができれば、週明けには、さあ仕事をするぞと、前向きな気持になれます。

⑤.所定時間内に仕事終わらせる。

ダラダラ仕事をしていては、次の日に影響が出ます。

また効率も悪くなります。

日中、めいいっぱい仕事をし、遅くまで仕事をしないで早く帰り、家に仕事を持ち帰らない。

その分、日中は常にダッシュしているように仕事をしていますので、時間が経つのが早いです。

帰宅後は、翌日の仕事のために、しっかり体調整える時間としています。

⑥.大先輩からの教え

70歳代の障がい者の支援に関わっている大先輩から教えられたことが私の原点になっています。

それは、自分が障がい者の方に何度も教えたことでも、毎回同じことを聞いてくる場合、イライラせず、「あなたはまだ工夫が足りない」と教えてくれているメッセージだと思いなさいと言われました。

この教えがあったから、私はそのような場面に出くわしても、

「自分がもっと工夫が足りないんだな」と思う事ができるようになりました。

そう思えることで、不思議なことに、いろいろな工夫が見つかるものなのです。

何度も聞いてくるのは、決して障がい者が悪いわけではありません。

このことを教えてくれた大先輩に本当に感謝しています。

以上6点、みなさんも試してみてください。

きっと、素晴らしい支援員になれると思います。